チーム名 1 2 3 4 5 6 7 B H
藤白台少年野球部 1 0 2 0 0 0 0 3 1 5
城東コスモボーイズ 0 0 0 2 0 0 2x 4 2 7

2005年 6月18日(土) 吹田西部新人戦 準決勝 南金田公園G
バッテリー:サトカ−悠太朗(サトカ6勝3敗2分)
 安 打 :慎2、秀人、悠太朗、サトカ
<壁>
準決勝の相手は大阪府大会出場の城東コスモボーイズさん。強豪ひしめく城東連盟のチャンピオンチーム。
自分達のレベルがどの程度なのかをはかる絶好の機会。胸を借りるつもりでなんとか一矢報いたい。

藤白先攻。相手チームの先発は背番号11。エースが出てくる前になんとか点差を広げたい。初回、慎が痛烈なレフト前ヒットで出塁。盗塁、送りバントで一死三塁。悠太朗が注文どおり叩いて幸先よく先制。三回表も一死から慎がショートへの内野安打で出塁。秀人が四球で繋いで一死一二塁。悠太朗凡退の後、投手の二塁への牽制が逸れ、センターがそのボールを後逸する間に慎が帰って2点目。更に、サトカが左中間を抜く二塁打で秀人を還して追加点。藤白の先発はサトカ。相手打線を3回までノーヒットの三者凡退に抑える好投で、三回が終わって3−0とリード。4回表から相手チームはエース登板。4回裏、1番の二塁打を足がかりに一死三塁からショートゴロで1点返される。二死走者なしからのセカンドゴロを内野安打にしてしまい、5番のレフトへの打球が三塁打となって1点差。続く二死三塁のピンチをサトカがなんとか踏ん張ってリードを守る。しかし、この2点目は防げた得点。5、6回と両軍無得点のまま迎えた7回攻防。藤白の攻撃はあっさり三者凡退。嫌なムードで裏の守備。この1点を守りきれば決勝進出。サードゴロで一死。続く打者の当たりは高いバウンドのショートへの内野安打。盗塁で一死二塁。ショートゴロで二死三塁。あと一人。
サトカ、ワインドアップから渾身のストレート。しかし、三遊間に弾き返され同点に追いつかれてしまう。
しかし、まだ負けたわけじゃない。なんとか踏ん張れサトカ。サトカの投じた92球目がレフト横に・・・。打球が転々としている間に1塁走者が二塁、そして三塁を周る。
中継は完璧、慎頼む!送球も完璧・・・・・・一斉に沸く相手ベンチ。

このチーム、5年以来4回目の3位。またもや準決勝の壁を越える事ができなかった。

整列からベンチに戻ってくる選手達を見て思わず泣いてしまった。選手達も泣いていた。あと一人・・・。
多分、底力の違いなんだろう。精神的な強さの違いなのかもしれない。これが実力なのか・・・。

最終回の二死から9番打者が同点のタイムリーを打つ。そんなチームに君達はなれるんだろうか?
何度も言うけど今のままじゃそんなチームにはなるのは難しいと思うよ。
最終回の守備で、あの1点を守る為に君達はどんな事を思っていたの?絶対に守ってやるという強い気持ちで守ってた?内野も外野も絶対に後ろにはやらないという強い気持ちがあった?
バッターボックスで低めのストライクをとられる前に、甘い球を一発で捉える事ができるスイングスピードがある?それを身につける為の練習はしているの?
明日からは連盟旗以来目標にしてきた市長旗が始まるね。この口惜しさをバネに今度こそ壁を超えよう。

 『諦めるな。一度諦めたらそれが習慣となる。
                             −映画「がんばれ!ベアーズ」より−