チーム名	1	2	3	4	5	6	7	計	B	H
藤白台少年野球部	0	0	0	0	3	0	0	3	2	6
山田西リトルウルフＡ	2	1	0	0	1	0	×	4	2	5

2005年 4月24日（日）　第６３回　千里ニュータウン(春季)少年野球大会　準決勝　万博少年野球場

バッテリー：サトカ−悠太朗（サトカ３勝２敗１分） 　安　打　：慎、秀人２、サトカ２、将太郎

＜１点の重み＞ 吹田連盟旗で敗れてからの１ヶ月、もう一度戦う事だけを考えてきた。そして今日、やっとその時が来た。期待と不安、無敗のウルフＡさんにどこまで戦えるのか･･･。旗よりもこの一戦に賭ける。 ジャンケンに負けて先攻。ウルフＡさんの先発は松本君ではなくエースナンバー１の奈良井君。今回が初対戦。 初回、秀人が右中間にヒットを放つも後続が続かず無得点･･･しかし、この一打が選手とベンチに勢いをつける。 藤白の先発は当然サトカ。前回の対戦では練習の時から不安一杯だったけど、今日の調子は悪くない。しかし、先頭に四球、盗塁。２番を三振に討ち取り一死二塁。パスボールで三進後、３番にも四球で一死二三塁。４番の当たりは完全に討ち取った打球だったが、前進守備のセカンド横をゆっくり抜けていくヒット。ライトが一瞬油断したスキにセカンドランナーもホームイン、２点を先制されてしまう。しかし、後続を討ち取って追加点は許さない。２回裏にスクイズで１点を追加され０−３。エースナンバーを相手に３点のビハインドは辛いはずだったが、藤白の攻撃も２、３、４回と先頭打者がヒットで出塁し、三塁まで走者を進める。しかし、あと一本がでない。特に、３回の攻撃は一死二三塁まで攻め立てたが拙攻で無得点。サトカも立ち直って３、４回を三者凡退に討ち取る。０−３で迎えた５回表。松っちゃんが粘って四球で出塁、３塁に走者を置いて秀人が内野安打で１点。サトカが続いて一死一二塁。悠太郎倒れて二死。将太郎の三塁ゴロが相手の暴投を呼んで同点に追いつく。 ベンチもおかあちゃん達も大盛り上がり。尚も二死三塁と攻めたが、やっぱりあと一本がでない･･･。 その裏、１番からの攻撃を簡単に二死。３番の痛烈な打球も絶妙の守備位置にいたセカンドがなんとか抑えたものの、焦って出塁を許す。盗塁で二死二塁。４番の詰った打球はセンター前へ。拓、俊足を跳ばして必死に前進最後はダイビングしボールはグローブの中！？かと思ったが、左肩を強打して落球･･･。二死から勝ち越しを許してしまう。なんとか反撃を期待したが、６回は三者凡退、７回も二死で３番サトカ。２球目の速球を完璧に叩いた打球はレフトへ･･･しかし惜しくもファール、最後はショートゴロでゲームセット。あと一歩及ばずまたもや１点差で涙を飲む。 負けはしたものの、力の差は相当埋まっている気がする。あと一工夫、あと一本がなかった。とは言え、６、７回の相手投手の集中力と二死から１点を獲ってくる野球には強さを感じた。選手達は本当に良く頑張った。しかし、乗り越えなければならない大きな壁もある。この敗戦を選手、ベンチとも自分達に何が足りないかを再確認させてくれた良い機会だったと捉えたい。 最後に、ウルフさんには来週から始まる大阪府大会での健闘を祈ってエールを贈りたい。そして、是非とも全国大会の切符を手に入れて帰って来て欲しい。もっと、もっと強くなって吹田に帰って来る事を願って･･･。 あと少しだったね。投手を中心に本当によく頑張ったと思うよ。ただ、『勝ちたい』という執念みたいなものが相手よりほんの少し足りなかった様な気がする。ここから先は、君達の気持ち次第なんだと思う。負けて口惜しかったかい？この口惜しさを晴らすには何をすればいいのかわかってるかい？手のマメがつぶれてテーピングしながら出場している秀人がヒットを打ったよね。拓は必死でダイビングしてたよね。みんな前よりも一杯努力している。だから、バッティングは飛躍的に向上しているし、守備もうまくなった。でも、君達と同じように相手も努力しているんだよ。ウルフに勝ちたいかい？何もしなければ今のままだと思うよ。 試合以外の時に『勝ちたい』という気持ちをどれだけ持てるか･･･。自分達でもう一度考えてみたらどうかな。 あと少し、ほんの少し手を伸ばせば届く勝利のために･･･。 　　　　『辛いという字がある。ほんの少し努力すれば、幸せになれる。』−歳三− 　　　　『今日の成果は、過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。』−稲盛和夫−