チーム名 1 2 3 4 5 6 計 B H
藤白台少年野球部 0 1 3 0 2 3 9 3 9
少年野球佐井寺クラブ 0 0 1 0 0 1 2 4 5

2005年 3月27日（日）　第６３回　千里ニュータウン(春季)少年野球大会　１回戦　万博少年野球場
バッテリー：サトカ(５回０/３)、慎（１回）−悠太朗（サトカ２勝１敗１分）
　安　打　：慎2、秀人2、悠太朗2、サトカ、拓、岡ピー
＜挑戦者＞
昨年、ジュニアの部では春、秋とも３位に終わった千里ＮＴ大会。しかし、今回の大会の目的はただ一つ。旗以外のもう一つの目的･･･。１回戦の相手は先週の連盟旗大会で大阪府大会出場を決めた強打の佐井寺クラブさん。
投手が抑えて少ないチャンスを活かす、そんな藤白野球で勝機を見出したい。

初回、藤白の攻撃。慎がレフトに高いフライ･･･それをレフトが落球し、慎は二塁へ。センターポールを見ると大きく旗が揺れ、風が舞っている･･･今日のフライは難しそう。秀人が送りバントを失敗し、追い込まれる。しかしなんとかレフトへのヒットで繋ぐ（ヒットは結果オーライ。自分の仕事をキッチリしないと！）ところが走者スタートが切れず二塁へ戻る。無死二三塁になったはずが、無死一二塁･･･。将太郎がバントで送り、一死二三塁。
４番サトカの当たりは痛烈なレフト正面へのライナー。ここも、走者タッチアップのはずが、スタートが切れない。後続が倒れ、この回まさかの無得点。う〜ん、少ないチャンスを活かすはずが･･･。こういう場面でキッチリ点を獲らなければ、相手に嫌がられるチームにはならない。
先発はサトカ。投球練習をしていても、絶好調だった開幕戦のイメージとは程遠い。それでも何とか微調整できるようになってきたあたりは流石。先頭を三振に討ち取るも、足の速い２番の出塁を許す。ここは当然走ってくる場面、警戒警報発令。その走者をドンピシャの牽制で刺すナイスプレー。ファースト慎ちゃんのタッチも早かった。後続を断ち、無失点に切り抜ける。二回表、拓四球で出塁。盗塁、送りバントで一死三塁。８番慎ちゃんがアウトコースのボールをダイビングしてのスクイズで先制。二回裏、二死から四球の走者を出すも、悠太朗の肩を警戒してか走ってこない。続く８番打者に右中間を抜かれてしまうが、外野からの好返球で打者走者をセカンドで刺すナイスプレー。サトカを盛り立てる。三回の攻撃。先頭の慎が左中間へ痛烈なヒット（やっと出た！
山本副部長に感謝！）ここも盗塁、送りバントの一死三塁から将太郎が打ちたい気持ちを抑えてキッチリスクイズ成功。今日決めた二つの犠打、三塁への好走、エラーを誘った一塁への全力疾走も立派な活躍。･･･と、ここまではいつもの藤白。圧巻の攻撃はここから。二死から４番サトカが一発狙いのフルスイング！打球はレフトへの大飛球！？･･･惜しくもファール。打ち直しの一打は痛烈なレフト前ヒット。盗塁の後、５番悠太朗の打球も快音を残してレフトの頭上へ･･･ワンバウンドでフェンスを越えるエンタイトルツーベース。続けとばかりに６番拓も右中間へライナーを放ち、悠太朗生還。怒涛の３連打で２点追加し４−０。その裏、９番打者に右中間への二塁打を許す（この選手にはもう一本左中間への二塁打を打たれるが、ヘッドの使い方の上手な選手。９番にこんな打者がいるなんて･･･さすが佐井寺さん選手層が厚い）この後、ライトへの詰ったあたりで１点を返される（飛び込まんかい！）五回には秀人のヒットを足がかりに２点を追加。サトカは危なげなく、四、五回を無得点に抑える。六回、岡ピーがレフトへ痛烈なヒットを放つ。一死二三塁のチャンスで慎。「もう一本打てば本物」と期待するベンチと山本副部長？が見守る中、出た！右中間への痛烈なツーベースヒット。これで開眼してくれれば･･･
この後、更に１点追加し９−１。六回裏、サトカが先頭に二塁打を許したところで、慎が調整登板。コントロールに気を遣って、腕の振りがやや鈍く本来の球速がでていなかったものの、要所を抑えこの回１失点でゲームセット。
５年生から本格的なチーム作りをしてきたが、彼等のベストゲームと言っていい程、完璧な勝利。９点中８点が相手のミスではなく、力でもぎ取った得点。先週のウルフＡさんとの一戦がなければ、今日の戦いはなかったと言っていいだろう。自分達に足りないところを各々が自覚し、この一週間で努力し改善できた結果だと思う。また、先週の敗戦の後６年の練習に付き合ってくださった中村部長や山本副部長の新鮮なアドバイスも選手達には効果的だった。
たかが１勝、されど１勝。相手は大阪府大会出場を決めたチームでもあり、素直に彼等の成長を喜びたい。

君達が先週の０−１という敗戦の口惜しさから努力した結果が今日の勝利につながったんだと思うし、頑張って練習すれば結果がついてくる事もわかったんじゃないかな。とは言っても、まだまだミスは多いよね･･･初回の走塁、送りバント、エンドランの時のバッティング。一つ一つのプレーを大切にしないと、相手に付け入るスキを与えてしまう。そして、敗れた相手は今まで以上の努力をし、更に手強い相手となって向ってくる事も忘れてはいけないよ。自信は持っていい、けれど油断は絶対しちゃいけない。一回や二回の練習では、せっかくの努力が消えてしまうよね。一番大切で難しいのが「継続」する事。努力は継続してこそ、価値があるんだよ。そして、その努力は君達の財産（実力）になるんだという事を忘れずにいてください。君達はすばらしい素質を持っています。その素質を引き出すのは、君達自身です。
最後に、民、高さん、ノグチ、剛、イナ、川ケン、今日の相手チームの９番打者のバッティングを見たかい？長いシーズン、君達にも必ずチャンスはある。決してあきらめずに、チャンスを掴む準備をしておこう！

　　　　　　　　「今を大切に。あなたの夢は、今のあなたの努力によって決まる。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−Ｋ・リータ・ケント（･･･って、だれ？）−